シルバー925アクセサリーなのに黄ばみが出て金色に見える、、、。
くすんでしまって、輝きがくもってしまった、、、。などなど
こんなご経験一度はありませんか?そんな時に!ご自宅でできるお手入れ方法をご紹介します!
◎黒ずみ・黄ばみが出てもシルバー925はお手入れすれば元通りになります!
↑こちらのBefore写真のように真っ黒や金色になってしまったシルバーアクセサリーも、お手入れすればAfter写真のようにぴかぴかになります。
おすすめのお手入れ方法をご紹介していきますので、是非試してみてください!
※Before写真は、今回のブログ用に黒ずみやすい環境に長期間放置した結果です。
シルバー925は黒ずみやすいと言われますが、かなり長期間の放置、変色の原因となる物質と一緒に保管しなければ、ここまで黒ずむことはありません。
これからシルバーアクセサリーのご購入を検討されている方は、どうかご安心してお楽しみくださいませ!
なお、以下シルバーアクセサリーと記載するものは、銀の地金(シルバー925や950)を使用した鏡面加工のシルバーアクセサリーを指します。
シルバー925のメッキ・ロジウムコーティング・マット加工などの表面加工が施されたものは含まれませんのでご注意ください。
また、メッキ・ロジウムコーティング・マット加工が施されたアクセサリーを今回ご紹介するお手入れ方法でケアすると、逆に表面加工が取れてしまいますのでご注意くださいませ。(一部例外あり)
◎まずは原因!シルバーの黒ずみ・黄ばみ・くすみの原因とは?
シルバーアクセサリーが黒色や金色っぽく変色を起こすのは、【硫化反応】が原因です。
よく、酸化が原因で起こるサビと混同されることがありますが、シルバー925の変色は硫化反応によって起こったものです。
◎硫化とは?
硫化とは硫黄成分に反応して銀が変色することで、主に空気中の硫黄成分や汗、温泉成分などに反応します。
日常生活で硫化が起こりやすい原因を以下にまとめました。
■空気中の硫黄成分
シルバーアクセサリーを頻繁に使用していようと付けずに置いていようと空気に触れることによって硫化が起こってしまいます。
使用後は、シルバークロスで拭いて、できるだけ空気に触れないよう置いておくと変色を軽減できます。
チャック付きの袋に入れての保管がおすすめです。
■硫黄を含む温泉や入浴剤
硫黄を含む温泉や入浴剤に浸かると一気に黒ずんでしまう原因になるので、入浴する際はシルバーアクセサリーをはずすことをお忘れなく。
■パーマ液やヘアカラー剤
これらにはアンモニアや硫黄化合物が含まれているので美容院に行った際など、ピアスやネックレスは外しておくのが安全です。
■化粧品やシャンプー、台所洗剤
界面活性剤にも硫黄分が含まれていることがあり、変色の原因になります。
■ゴム製品や紙
ゴムや紙に含まれる硫黄成分が硫化ガスに変わりシルバーを変色させる原因になります。
うっかりシルバーアクセサリーを一緒に保管しないようにしましょう。
◎第一にシルバーを変色させないことが大切!
まずは変色を最小限に抑えることが大切ですから、前項で上げた原因からはできるだけ遠ざけましょう。
そして、完全に真っ黒になってしまう前にこまめにお手入れすることをおすすめします。
ここからは、ご自宅でできる簡単なお手入れ方法をいくつかご紹介していこうと思います。
◎市販のシルバーポリッシュクロスを使ったお手入れ方法
まず、一番お手軽なお手入れ方法は市販のシルバーポリッシュクロスを購入して優しくふき取ることです。
市販のシルバーポリッシュクロスには研磨剤が含まれており軽く拭くだけで表面を磨くことができます。
用意するもの
- 市販のシルバーポリッシュクロス
お手入れの手順
- 輝きが出るまでシルバーポリッシュクロスで優しく拭く
ビフォーアフターはこちら。
シルバーポリッシュクロスはホームセンターや東急ハンズ、Amazonなど、どこでも購入できるのもお手軽です。
使用後、こまめにクロスで拭いてあげることで輝きが持続します。
日々のお手入れを続けるには、お手軽さも大切なポイントなので、その点でもクロスはおすすめです。
◎歯磨き粉を使ったお手入れ方法
今すぐお家にあるもので綺麗にしたい!という方はこちらがオススメです。
用意するもの
- 歯磨き粉(粒入りでないもの)
- 柔らかい布(磨き用)
- 布またはティッシュなど(乾拭き用)
お手入れの手順
- 柔らかい布に歯磨き粉を適量とる
- シルバーアクセサリーを優しく拭く
- 目視で汚れが落ちてきたら水で流す
- 変色がまだ残っている場合は①~③の手順を繰り返す
- 布またはティッシュで優しく乾拭きする
ビフォーアフターはこちら。
シルバー専用ポリッシュクロスとまではいきませんが、くすみもなく輝きが綺麗に出てお手入れできる方法です。
どうしてもお家にあるものでお手入れしたいという方向けの方法ですが、あまりおススメの方法ではありません。
◎重曹を使ったお手入れ方法
少し手間がかかりますが、こちらもお家にあるものでお手入れできるのでご紹介します。
用意するもの
- 重曹
- 金属製ではない耐熱容器
- アルミホイル
- 柔らかい布(磨き用)
- 布またはティッシュ(乾拭き用)
お手入れの手順
- 耐熱容器にアルミホイルを敷く
- アルミホイルの上にシルバーアクセサリーを置いて、沸騰させたお湯を入れる
- 重曹を入れる。分量は、水3:重曹1の割合くらい。
- 汚れが落ちてきたら取り出して、布やティッシュで拭き取る
それではビフォーアフター。
分かりづらいですが、リングの内側の黒ずみがだいぶ綺麗になりました。
今回は、着け置き時間が短かったのかあまりピカピカにはなりませんでしたが、お家にあるものでできるお手入れ方法としてご紹介しました。
重曹を使う方法は、細かな模様が入ったものや隙間など布では拭き取りづらい場所の汚れも落とすことができます。
注意点として、金属製の鍋やボールの使用はやめましょう。
ボールや鍋の汚れがシルバーアクセサリーに移る可能性があるのでご注意を。
また、いぶし加工も一緒に落ちてしまうので、いぶし加工を残してお手入れしたい場合は、シルバーポリッシュクロスでのお手入れをおすすめします。
◎液体シルバークリーナーを使ったお手入れ方法
液体シルバークリーナーはAmazonなどネットで購入でき、繰り返し使えるのでシルバーアクセサリーを沢山お持ちの方はこの方法がおすすめです。
細かな模様や隙間など布では拭き取りづらい場所の汚れも綺麗に落とすことができます。
また、液体クリーナーはマット加工(つや消し仕上げ)のシルバーアクセサリーのお手入れにも使用できます。
液体クリーナーは、研磨剤で表面を削って綺麗にするシルバークロスとは違った原理でシルバーの変色を落とすので、マット加工を損なうことなくお手入れすることが可能です。
用意するもの
- シルバークリーナー
- 布またはティッシュ(乾拭き用)
お手入れの手順
- シルバークリーナーにジュエリーを入れる
- トレイを持って上下に動かします(10秒~20秒程度)
※あまり長く付けすぎると、シルバーアクセサリーが白くなってしまいます。 - 汚れが落ちてきたら、取り出し水洗いする
- 布またはティッシュで乾拭きする
それではビフォーアフター。
液体シルバークリーナーに浸すだけでかなり輝きが戻りました。
チェーンや細かな隙間までしっかり綺麗にすることができ、液体に浸すだけというお手軽さが魅力的です。
こちらは注意点として、液体シルバークリーナーを使う場合は浸し過ぎに注意しましょう。
浸しすぎるとシルバーアクセサリーが白くなってしまうので慎重に行ってください。
また、いぶし加工も一緒に落ちてしまうので、やはりいぶし加工が入ったデザインはシルバークロスでのお手入れが安心です。
(今回のビフォーアフター画像にはいぶし加工のものを使っていますが、20秒程度液体クリーナーに浸したほどでは、あまりいぶしが落ちていないようにも見えますがおすすめはできません。)
液体シルバークリーナーでのお手入れ動画
↓Beforeの黒ずんだ状態から、Afterのぴかぴかの状態までお手入れする動画です。
◎お手入れ方法まとめ
ここまで4つのお手入れ方法をご紹介しました。
- 市販のシルバーポリッシュクロスを使う
- 歯磨き粉を使う
- 重曹を使う
- 液体シルバークリーナーを使う
皆様のお手元にあるものから、専用のクリーナーを使う方法まで知っていればシルバーアクセサリーの黒ずみや変色に悩まされることもきっと少なくなるでしょう!
◎自分でお手入れしても輝きが取り戻せない時
そして最後に、ここまででご紹介した4つのお手入れ方法でも解決できない時は、やはりプロにお任せするのが一番です。
シルバーポリッシュクロスやクリーナーを使っても黒ずみが落ちない場合や、黒ずみは落ちても輝きがくすんでいることがあります。
そういう場合、長年使用して黒ずみが深くまで入り込んでいたり、表面に小傷が沢山ついていたり、クロスやクリーナーだけでは磨ききれない問題があったりするものです。
困ったときは購入店舗やジュエリーリペアサービス店に相談し、研磨機での磨き直しをしてもらうのがおすすめです。
研磨機での磨き直しは新品同様の輝きを取り戻すことができます。
もちろんNine Nineでは磨き直しサービスを承っていますので、輝きがくすんできたな~という時はお気軽にご相談くださいませ。
研磨機でピッカピカに磨き直し、ご購入当初の輝きでお客様のお手元へと送り出します。
価格は5,500円~(送料別途)にて承っております。
こちらはNine Nineでご購入頂いた商品のみ対象のサービスとなります。
それでは皆様!よきジュエリーライフを!